「なぜ、僕だけ?」野球肘だけでなく、腰、膝あちこちが痛い野球少年の問題は、偏平足?

こんにちは
幹整体院の西尾です。
スポーツに多い「なぜ、僕だけが???」
突然ですが...
原因不明の痛みってありますよね。
- 「どこに行っても同じこと言われるし...」
- 「インターネットで調べても同じことしか書いてないし...」
という声を最近よく聞きます。
そしてそれは、スポーツに頑張る学生やお子さんなら、周りの仲間と比べてしまうことも少なくありません。
小学6年生の野球少年 A君(仮)のケース
先日、小学6年生の野球少年A君が来院されました。
来院時の訴えは、
- 肘の痛み
- 足首の痛み
- 膝の痛み
- 腰の痛み
です。
①の肘の痛みは投球時に痛み
→病院でMRIにて「内側上顆裂離骨折」と診断され、骨折は治ったけれども、その後も投げると痛みがでてくる。
②足首の痛みは以前捻挫したことがあるが、今回なぜ痛くなったかわからない。
③④も疲れると痛みが出てくる
という、無理をすると身体のあちこちに痛みが出てくるという状態です。

これらの厄介なところは、
普段は比較的、痛みや症状が出にくいところです。
スポーツをすると…、走っていると…という、運動時に出てくることがあるため、病院などではなおさら確認しにくい傾向があります。

当院では痛みや症状があるところだけではなく、
初診時にお身体すべてのチェックをさせていただきます。
周りは普通にケガしていないのに、同じことをしているのに痛くなってしまった。
スポーツでのケガの多くは、運動の繰り返しによるオーバーワークであることが多いです。
そして、オーバーワークのほとんどは、
- 身体が回復するよりも先に、過度な運動で痛めてしまう
- ある部分に過度な負担がかかっている
これで、骨や体の成長を阻害してしまうのが、子供に多いスポーツ障害です。
でも、
スポーツをしている本人は、
- ほかの子と同じことをしただけ
- この練習量で痛めてない人のほうが多い
- 正しいフォームで投げているのに
と思ったり、感じていることが多いんです。
正しいフォームやほかの子と比べ大差ないのに、自分だけ身体を痛めている場合は、
②の過度な負担がかかっている状態を放置したまま、繰り返す運動でケガにつながってしまいます。
肘・腰・膝とあちこち痛いA君の気になるところ
今回のA君もチェックをしました。

当院は中学生くらいまでは、スポーツのケガにも対応するこども整体でお体を見てゆきます。
※写真はイメージです。
動作や曲げ伸ばしで、痛みを探るだけでなく、身体の可動域にチェックも行います。
今回のケースで、気になったのは「足」です。

外反扁平足ってご存知ですか?
外反扁平足ってご存知ですか?ふくらはぎに比べて踵が外を向いています。
実は、足は身体の支えの基盤になるころです。
姿勢、立つ、歩くなどの土台です。

偏平足は、足裏のクッションがない状態です。
運動する場合、立ち姿勢以上に、運動時の踏ん張り、ばね、衝撃などの運動の下支えとなるものが崩れていることになります。
この偏平足が肘、腰、膝、足首の痛みと関係しているんです。
さて、足のばねがない状態で、ボールを遠くへ、早く投げようとイメージしてみてください。
必要以上に、ひざ、こし、肩、肘に力を入れないといけないような気がしませんか?
運動は、体全身が連動して動くことが多いです。それがスポーツ競技で、より早く、強くを求めるなおのことです。
ここで、人よりも負担がかかってしまっていることがあるんですね。
こどもの内の偏平足は、比較的トレーニングで改善しやすい傾向があります。

今回は、良くケガをする、原因不明であちこち痛むから、姿勢や足の問題へとつながりました。
当院のこども整体では全身を整え、原因に対処してゆきますので、ぜひ誤差横断ください。
