【名古屋市緑区鳴海アピタから東へ5分】長年口コミ高評価の幹整体院・鍼灸院。
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カテゴリー:股関節膝関節
更新日:2024年03月21日
「膝など痛くはないんですが、膝が曲げにくくて、靴下を履く事ができない。膝を診てもらいたいのですが、、、」
来院されたとき、脱いだ靴を下駄箱に入れるために、拾うことも苦労されるほど、かがむ等の動作に支障がある50代の女性の患者さんの訴えでした。
幹整体院の橋本です。
靴を脱ぐのに苦労されている様子をサポートされた受付さんから、足を悪く運動障害が出ているようだと言う事前情報と、問診票に書かれた症状から、問診を行いました。
「ひざが曲げにくい、それは不安ですね。急に曲がらなくなったのですか?」
「ここしばらく、身体が硬い程度の感覚だったのですが、
仕事や急にしゃがむと言った動きがしにくくて困っています。」
「今、痛みはありますか?例えば、最近痛みを感じたこと部位などあれば教えてください。」
「今は、特にここが痛いというのはないですが、定期的に腰が痛くなるときがあります。」
今回は、強い痛みを感じていないのに、日常の動作に支障が出る不安に感じての相談でした。
「緑区の幹整体院では、初診時は、患者さんの口頭での聞き取り後に、動作チェックとカメラや体組織計を用いた身体の検査を行います。」
筋力量や歪みなどを客観的に確認する身体分析と、運動による身体のチェックで実際に身体にどんな問題があるのかをチェックしてゆきます。
その後、患者さんに「症状の原因」と「改善方法」をお伝えしてします。
今回の患者さんですが、痛みがない状態ですので、主訴である膝の曲げ伸ばしをチェックしたところ、動かしづらさや曲げ伸ばしの可動域が狭くなっているように感じました。曲げ伸ばしやひねる動作での痛みは全くないことから、ひざ関節自体の問題ではなさそうです。
身体をひねる、倒すといった運動チェックをしたところ、膝、腰には痛みはなさそうですが突っ張るような感覚があることを確認、身体の柔軟性が乏しく、可動域が狭くなっている感じでした。
このことから、骨、関節の炎症などによる運動障害ではなく、筋肉、靭帯といった組織の硬直や柔軟性の欠如、筋力不足が疑われます。
次に、体組織計を使った検査を行います。
幹整体院では、カメラを用いた体組織計で筋力量や姿勢分析を行っています。
実際の立ち姿勢の画像で姿勢分析を行います。
真っすぐ立ってもらっているのに、右側の足(曲げにくい足の方)が伸びていません。(これは、ご本人も自覚されていらっしゃらない状況でした。)
その結果、全身が左に偏って歪んでしまっています。
「こちらのひざ、しっかり伸び切っていないのわかりますか?」
「全然、意識していませんでした。曲げにくいだけでなく、伸ばしきれてもいないのですね。」
「写真で見てもらうとわかるように、立ったり歩いたりする際も、これだけ歪んだ状態で動いていることになります。」
「言われてみると、すごく身体が疲れて腰が伸ばせないし、深く曲げられない。ときの感覚とおなじ感じかもしれません。」
さらに、
当院の体組織計では、身体のどこに負担がかかるか?筋肉がただしく使われていないか?などの異常が見られる可能性を客観的に表示してくれます。
今回の場合は、運動障害のある側の足の動きに関わる、腹筋、股関節、大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)の筋肉に問題があることを示唆しています。
右側のお腹から前側の太もも、ふくらはぎに硬直が見られ、ひざ関節の可動域を狭くしている可能性があるわけです。
現状はこの状態ですが、このまま生活してしまうと、歪んだまま、他の部位にも負担をかけ痛みや症状が広がってしまう危険性もあります。
「運動チェックと画像でのチェックの結果、ひざが曲げられないという症状は、おそらく膝そのものが悪い状態でなく、膝を深く曲げたり、伸ばしたりがしにくい状態であると思われます。」
「ひざ自体が悪いわけではないのですね。どこが悪いのでしょうか?」
「具体的には、下半身と上半身をつなぐ腰回りのインナーマッスル、あとはひざの動きを支える股関節やお尻、太腿の筋肉へのアプローチを中心に行います。」
女性に多い内股の歩き方の場合の筋肉の力のかかり方を示した図です。
股関節の可動域が狭く、筋肉が硬直すると、膝の曲げ伸ばしだけでなく、足全体の動きに影響してしまいます。
つまり、ひざが曲がらない原因は、「ひざを正しく動かせていないこと」です。
ひざを動かしたり、支える筋肉が衰えている。
筋肉や靭帯が硬直し、本来の関節の可動域が維持できなくなっている状態であると考えられます。
「整体施術しながら、どこの筋肉がどの様に硬いかなど、チェックしながら施術します。
施術後は、変化を試したいので、今の膝の状態を確認しておいてくださいね。」
「今回の見立ての結果、ひざ関節の炎症や怪我はなしと判断しました。
そのため、膝関節へのアプローチではなく、膝に関わる筋肉、靭帯を総合的にケアする整体を行いました。」
1.固く硬直している部分を緩める
2.ひざ関節につながる筋肉が正しく機能するように整える
この考え方に、基づいた整体を行います。
整体施術をしていて、患者さんの体の状態として気になったことに、
・お腹のから太ももにつながる腸腰筋やおしりの筋肉が硬いこと
・股関節の可動域が狭く、太ももがお腹に引き寄せにくい状態であること
・左右の足の長さに大きな差があること
があり、これらがひざの動きにとって悪い影響を与えているのではないかと感じました。
そのため、より整体施術として具体的なアプローチを定めます。
・お腹(インナーマッスル)の筋肉を緩める。
・股関節や大腿四頭筋を緩めて、各関節の動きを取り戻す。
・ひざのアライメントを整え、膝関節に力が入るように調整する。
以上を意識した整体を行いました。
「一通り、終了しました。
一度立ってみて、しゃがむ、足を引き寄せるなどの動きを試してもらっていいですか?。」
「あぁ、ひざ曲がります!」
念のため、ゆっくりと色々な動きを試してもらった結果、曲がらないと言っていたひざも、6割ほど改善されたようでした。
お腹の筋肉を緩め、股関節の動きを取り戻すことで改善につながることは確かのようです。
しかし原因は、まだ完全に解消していません。
筋肉の無意識の硬直に、筋力が負けているほど筋力が衰えている場合は施術だけでは改善しないこともあるので、長引くこともあります。
原因が怪我ではないため、一時的に良くなっても、大元を改善しなければ、完全に治ると言うことはありません。
「今回のひざの曲がらない症状は、大きな傷みがないものでした。
ですが、この歪みは後々ひざや股関節といった痛みに繋がってしまう可能性が高いのです。」
原因は、ひざを動かしたり、支える筋肉が衰えている。
筋肉や靭帯が硬直し、本来の関節の可動域が維持できなくなっている状態ですが、痛みがないからと放置し身体のバランスが崩れたままにしてしまうと、膝や股関節の負担が増えてゆきます。
膝... 変形性膝関節症、膝の軟骨のすり減り
股関節... 変形性股関節症、股関節の痛み、おしりの痛み
これらの症状に共通するのが、筋力の衰えや、日常の動作での動きの制限なんですね。今回のひざの運動障害の原因の延長線上に、ひざや股関節の痛みがあるわけです。
「今回のひざが曲がらないという症状の原因と同様のものには、こんな不調や違和感、運動障害があります。」
例えば、
・「和式のトイレにしゃがめなくなった」
・「靴下がはきにくくなった」
・「足の爪が切りにくくなった」
・「あぐらがかきにくくなった」など
これらは脚が硬く可動域(脚が動く範囲)が狭くなるために起こります。
筋肉の硬直や筋力低下などが招いているわけですね。
「もしこのような、動きが長引く、どんどんできなくなってくるという場合は、痛みがなくてもご相談ください。」
変形性膝関節症、変形性股関節症に悪化してしまうケースも多いので、早めにご相談いただき、日々の生活で気をつけること、トレーニングや歪みの解消などあなたの身体を健康に保つ方法をなるべく早くに取り掛かることで、100歳まで自分の足で歩ける健康な体を手にすることにも繋がります。
ぜひ、ご相談くださいね。
新規は一日限定4名、初めての方も予約制となります。
初めての方は、お電話してからご来院してください。
それ以外のお時間は留守電に「電話番号」と「メッセージ」を入れておいて頂ければ、できる限り直ぐに専門スタッフが折り返しお電話いたします。(番号非通知の方は対応できない場合がございます)
働く人、頑張る人、すべての「早く痛みを取りたい」という言葉に応えます。あなたの痛みは必ずよくなる。楽になる。当院は最後まであなたの味方です。
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