幹整体院ブログ

43歳 膝前十字靭帯断裂の手術（STG）生活日記＜後編＞

カテゴリー：膝関節

更新日：2021年01月03日

膝十字靭帯の手術入院生活の日記。後編になります。

術後の状態と入院生活について綴っています。

まずは目次から

• その⑤点滴と尿道カテーテル。
• その⑥術後3日め可動域と筋肉と痛さは。
• その⑦装具の調整。大丈夫なのか。
• その⑧入院中の年越しは。
• その⑨お正月と入院生活のルーティン。

その⑤点滴と尿道カテーテル。

12月25日　術後2日目

クリスマスです。

世間はクリスマスムードですが
私はそんなことより尿道に入った管を
早く抜いてほしい気持ちで一杯です(^_^)

正直手術をすこし嘗めてかかってました。
術後がこんなに不便とは思ってなかった、、、

だってドラマや映画で手術した後の人たち
ぜんぜん平気そうにしてるじゃないですか。

私もしばらく膝の曲げ伸ばしが不自由になるだろう。
くらいにしか思ってなかったのですが、

ベッドの上で身体を起こすのも一苦労
身体をよじってベッドサイドに手を伸ばすとか
ましてや床に落ちたものを拾うなんてことはできません。

車いすに乗ってしさえすれば手の届く範囲はすこし広がるのですが
移乗するのが一仕事
ナースコールして看護師さんの見守りもお願いする必要があります。

トイレもまだいけないので自分で車いすに移りたい用事などないのだけれど。

ベッドの上で身じろぎもせずにいるとどんどん気分が落ち込んでくる
家族や会社にとって自分は必要ないんじゃないか。とか(;´Д｀)

あとから身体が動くようになるにつれてより実感したのだけれど、
身体の不自由さとメンタルは本当に比例するんだなと感じる

普段接している患者さんの気持ちが少しだけわかったような

私はどんな経過でどのくらい回復するか
だいたい予測ができているし前例も山ほどあるのだけど。

いわゆる慢性症状の方。
終わりの見えない症状を持つ人は
どうしようもない不安を抱えているんではないかと思う。

毎日痛みとともに働いている会社員。
だるさで学校にいけない学生。
生活の中で原因もわからず症状が出てきた人たちの不安は想像もできない。

だって治るために前向きに手術したはずの自分ですら
こんなに気分が落ち込むのだから(^_^;)

この日もリハビリやなんやかんやありつつ

午後には点滴と尿道カテーテルが抜けました。

もう、、、、、開っっっ放感！！！ヽ(^O^)／

自分でおしっこできる幸せ！！

続きます。

その⑥術後3日め可動域と筋肉と痛さは。

12月26日(土)　術後3日目

まだまだ痛いが
一日一日とましになっている。

リハビリにて膝の可動域訓練

今のところ　屈曲45度、伸展―10度　くらい。

要するにぜんぜん曲げ伸ばしができない状態。

↑CPM（持続的他動運動装置）
自動で他動運動をしてくれる装置です。
これをしていないと固まってしまいます。

さらに膝の筋力訓練

内側広筋(※リハビリにすごく重要な筋肉です)に

力を入れてみるがぴくりとも力はいらず、、、

（動け、動け私の筋肉！行けー、がんばれー！！）
と、心の中で筋肉に呼びかける。

が、、ダメ。

自分の身体が自分の思うように動いてくれないという事実

予測通りなのだけど実際なってみるとショック。

午後はデイルームで自主リハビリ30分ほど。
足部と下腿を自分で施術する。

夜あまり眠れていないことを看護師さんに伝えると
三食ごとに飲んでいた痛み止めを寝る直前に飲んでは？
と提案してくれた。

時間をおいて飲むならいいらしい。

毎食後と寝る直前に飲もうと決める。

薬が効いたのかだんだんと眠れる時間が長くなってきてくれている。
よかった。

続きます。

その⑦装具の調整。大丈夫なのか。

12月28日　術後5日
痛みは日に日によいです。

今までどうしても違和感のあった装具を
柔道整復師の先生が病室に来て装具を調整してくれました

↑Tスコープという装具

私の膝はまだまっすぐ伸びず角度が
-10°（ちょっと曲がった状態です）くらいなんですが。

今まで装具の角度が
　0°（まっすぐな状態です）に設定されてたようです。

「設定と実際の可動域が違うんでそりゃ固定感ないよね(^_^)ﾊﾊﾊ」
とのこと。

（いやソレ大丈夫なんですか？！）

どうりでガバガバな気がしたよ、、、痛いし

固定感がぐっと増して動くのが楽になったからOK
なのかな。。
動く時の痛みがだいぶましになりました。

前回書き忘れていましたが車いすやトイレへの移乗に
看護師さんの見守りが必要なくなりました。

ちょっとの自由が本当に嬉しい(T_T)

12月30日　術後1週間
この日は義肢装具士さんが来て今後ながく使っていくであろう装具を合わせてくれる

足首から腿の上の方まであった装具を
今日から膝周辺の装具へ変更

↑X2Kという装具になりました。

これもストレスがかなり軽減

手術のあとはすごくしんどかったけれど
こうして少しずつ制限が解除されていく喜びは何とも言えない。

夜も日に日に眠れるようになってきてます。

明日は大みそか
去年の今頃はまさか病院で新年を迎えるとは思っていなかったな

続きます。

その⑧入院中の年越しは

12月31日
術後　1週1日

大みそかです。

可動域　屈曲　90度　伸展　-5度
荷重　　全免荷　(車いす)
膝関節の腫れはまだまだつよく、足関節から先の浮腫はへってきました

リハビリで松葉杖は年明けからと言われる
早く車いす卒業したい

この日のリハビリは午前中だけ。
外出できるわけでもないので

パソコン作業したり窓の外を眺めて過ごす

結構な雪だけど病院の中は全館空調が完璧なので半そで短パンで24時間過ごせます

季節の感覚がなくなって
外の空気に触れず、まともに空も見ていないと、
なんだか身体の感覚が鈍麻していく気がします

そのかわりかわからないけれど、
作業や勉強はものすごく集中できる

環境はすごく大事だなと改めて気づきました

退院してからも集中したいときはこの状態を目指そう

大みそかでも容赦なく22：00に消灯時間
テレビで格闘技を見たかった、、

そばアレルギーなので年越しうどん

皆様良いお年を

続きます。

その⑨お正月と入院生活のルーティン。

1/1

術後　1週2日

2021年元旦です。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

この日は一日リハビリもありません。
仕事やトレーニングもしないで過ごすと決めていました。

売店もない病院内の自販機でできる最大限の贅沢は
ジュースとお菓子とパンくらいです

さて

入院一週間くらいから
1日のルーティンができてきました。

暇をもてあますかと思っていましたが
けっこう忙しく一日過ぎていきます

7：00　起床時間　電気が付きます。

術後間もない頃は全然眠れなかったので、
5～6時くらいからベッドの上で

「早く朝食後の痛み止めが飲みたい・・・」
と時計の秒針を眺めていました

8：00　朝食　

8：30　歯みがき、洗顔、トイレ

普段なら何のことはない動作ですが結構大変です。

特にトイレ。便座に移るのが大変。
術後すぐはパンツを降ろす動作も気合をいれてとりかかる必要がありました

9：00～　 リハビリ　昼食前までみっちりやってもらえます。痛いです。

12：00　昼食

12：20　歯みがき、清拭、トイレ

12：30　シャンプー　（ここらへんの流れが本当にバタバタ）

シャンプースペース　使えるのは1日20分
予め希望しておいた時間にシャンプーしに来ます

13：00～　リハビリ　17時前までみっちりやってもらえます。痛いです。

17：00　清拭、着替え、髭剃り

整容は朝と昼に時間があれば済ませるのですが
バタバタしていてできない時も多いです
最初はパンツを換えるのに何分もかかっていました

18：00　夕食

18：30～の夕食後から消灯時間までが自分の時間です。

毎日1時間くらいはセルフでリハビリをして過ごします。

他はパソコンをしたり筋トレしたり
落ち着いてなにかできる時間は2時間くらいでしょうか

寝る前に歯みがきをして
持参した加湿器に水を入れて
脚のマッサージと運動をして

22：00　消灯

入院直後は「22時に寝られるか」と思っていましたが
痛みが引いてきてからは22時すぎに入眠できるようになってきました。

生活リズムは大事ですね

43歳 膝前十字靭帯断裂の手術（STG）生活日記（前編）はこちら

膝のケガを経験を経験した私のいる幹整体院の膝の痛みに関するページはこちら

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