足首骨折後、歩きにくい・足が重い…むくみが続く原因と対処法

「足首の骨折前は1時間でも歩けたのに、今では10分歩くのもつらい」
「ギプスが外れたのに、足が重くて引きずるように歩いてしまう」「骨折した足のむくみがなかなか引かない」
そんなお悩みはありませんか?
こんにちは。名古屋市緑区の幹整体院、柔道整復師の倉幹男です。
足首の骨折後は、骨の回復だけでなく、関節の硬さや筋力、歩き方の変化にも目を向けることが大切です。ただし、強いむくみやふくらはぎの痛みには、医療機関で確認すべき原因もあります。
足首骨折後、こんなお悩みはありませんか?
- 以前より歩ける距離が短くなった
- 骨折した足が重たく、引きずるように歩いてしまう
- ギプスを外してからも足首が硬い
- 足首や足の甲のむくみが残っている
- 片足をかばって反対側の膝や腰まで気になる
- 散歩や買い物に行くことが不安になった
- リハビリが十分にできなかったのではないかと心配している
骨折前には当たり前にできていたことが難しくなると、外出することにも自信がなくなってしまいますよね。
でも、歩きにくさの原因は一つとは限りません。まずは何が起きているのか、整理して考えてみましょう。

骨折をして、8ヶ月経った肩の足です(骨折は治ったが、腫れが残っている)
写真の左足の外くるぶしのように腫れが残ってしまい、アキレス腱も太く腫れが残る場合も多くあります。
このような足は、痛みが残ったり、歩数が増えると腫れがさらに増えたり、痛みが出たりします。
足首骨折後に歩きにくくなるのはなぜ?
① ギプス固定による足首の硬さ
足首を長期間固定すると、関節の動きが小さくなったり、周囲の筋肉が弱くなったりすることがあります。
特に確認したいのは、足首をすねの方向へ起こす「背屈(はいくつ)」という動きです。
歩くときには、体重をかけた足の上を身体が前へ移動します。足首が十分に動かないと、この動作が難しくなり、歩幅や足の運び方に影響する場合があります。
② 足首や足指を動かす筋力の低下
骨折後に足を動かさない期間が長くなると、ふくらはぎや足首周囲の筋力が低下することがあります。
また、足指を曲げたり伸ばしたりする動きも、立位や歩行に関わっています。
幹整体院では、足首だけでなく足指の動きにも注目しています。ただし、足指の動きが悪いことだけで歩行障害の原因を説明できるわけではありません。
③ 骨折した足をかばう歩き方
骨折後は、痛みや不安によって無意識に患側へ体重をかけることを避ける場合があります。
その結果、反対側の足に頼りすぎたり、歩幅が左右で違ったりすることがあります。
すでに膝や股関節に痛みがある方は、こうした身体の使い方も確認する必要があります。ただし、反対側の膝の病気が必ず進行するという意味ではありません。
④ 腫れや痛みが歩行を妨げている可能性
足首の骨折後には、骨の回復が進んでいても、腫れや硬さが数か月残ることがあります。
しかし、片足だけの著しい腫れや強いふくらはぎの痛みは、骨折後だからと放置してはいけません。深部静脈血栓症など、医療機関での検査が必要な場合があります。
足首だけでなく、身体全体を見る理由
幹整体院では、痛い場所だけを見て終わるのではなく、姿勢や足の使い方、歩行の特徴なども確認することを大切にしています。
例えば、医療機関での評価を受け、運動してよい状態と確認できた方については、次のような点を観察します。
- 足首:曲げ伸ばしがどの程度できるか
- 足指:グー・パーなどの動きができるか
- 立ち姿勢:左右の足にどのように体重をかけているか
- 歩行:足を引きずっていないか、歩幅に左右差がないか
- 膝・股関節:歩行に必要な関節の動きが保たれているか
必要に応じて姿勢分析や歩行動画なども活用し、ご自身の身体の使い方を理解していただけるようにしています。
【倉先生からひと言】
「骨がくっついたこと」と「以前のように歩けること」は、必ずしも同じではありません。私は、足首がどのくらい動くのか、足指が使えているのか、左右の足にどう体重をかけているのかを大切にしています。まずは医療的に安全な状態か確認し、そのうえで今の身体にできることを一緒に考えていきましょう。
骨折後のリハビリは、今からでも始められる?
骨折から時間がたっている場合でも、身体の状態に合わせて運動機能を見直すことには意味があります。
ただし、どのような運動が適切かは、骨折の状態や現在の症状によって違います。
骨折部の癒合状態、荷重の許可、腫れや痛みの原因を医療機関で確認したうえで、必要に応じてリハビリテーションにつなげることが大切です。
当院ですることは以下になります。
① 足首の可動域を出す
・そのために痛みの出ない範囲で、モビリゼーションといって関節を揺らしたり、足首を伸ばしたり、曲げたりましす。
腫れを流すジェルなども使用します。

② 足首の筋出力を取り戻す
足の筋肉はたくさんありますが、痛みによって動かなくなってしまった筋肉があります。それを力を入れてもらいながら、徐々に動かしていきます
③ 正しい重心の掛け方に戻す
痛みをかばっていたので、痛みを避ける歩きになってしまっている方がほとんどです。いつまでもその歩き方や立ち方をしていると、治りが悪いので、正しく立てるように、歩けるように整体をしていきます。

自宅でできる足首・足指のケア
ここで紹介するのは、医師から運動の許可を得ており、強い腫れや痛みの原因が確認された方に向けた一般的な運動例です。強いふくらはぎの痛みや原因不明の片脚の腫れがある場合は、運動より先に受診してください。
① 足指のグー・パー運動
椅子に座り、足指をゆっくり曲げたり伸ばしたりします。力いっぱい握り込む必要はありません。痛みのない範囲で動きを確かめましょう。
② 足首の曲げ伸ばし
椅子に座り、足首をゆっくり手前に起こしたり、つま先を前へ向けたりします。医師から動かせる範囲について指示がある場合は、その指示を守ってください。
③ 歩く時間を少しずつ見直す
歩行練習が許可された場合は、長い距離を無理して歩くのではなく、現在の体力や痛みに合わせて時間を調整します。
例えば、短い時間の歩行から始める方法がありますが、適切な時間は一人ひとり異なります。歩いた後に痛みや腫れが強くなる場合は、運動を中止して担当医に相談しましょう。
④ 必要であれば、薄いサポーターをする
歩行距離が増えてきて、まだ痛みが残るようであれば、サポーターは必要です。特に緩んでしまった靭帯は、強くすることが難しいので、足首を守るためにサポーターをお勧めしています。
薄いもので大丈夫の場合が多いです。

このような症状は整体より先に医療機関へ
足首の骨折後、次のような症状がある場合は注意が必要です。
- 片足だけが大きく腫れている
- ふくらはぎに強い痛みがある
- 皮膚が赤くなる、熱を持つ、強く張っている
- 腫れや痛みが急に悪化した
- 足のしびれや脱力が新たに生じた
こうした症状では、血栓症や血流の異常、神経の問題などを確認する必要があります。片脚の著しい腫れとふくらはぎの痛みがある場合は、当日中に医療機関へ相談してください。
急な息切れ、胸痛、失神などを伴う場合は、肺血栓塞栓症などの可能性があるため、119番で救急車を呼んでください。
また、脳卒中の経験があり、急な頭痛、片側の麻痺、言葉の出にくさなどが現れた場合も、緊急の評価が必要です。
名古屋市緑区で、骨折後の歩き方に悩んでいる方へ
「また散歩を楽しみたい」「買い物に行くとき、足のことばかり考えずに歩きたい」
そんな日常の目標を、私は大切にしたいと考えています。
幹整体院が目指しているのは、人生最後の日まで自分の足で歩ける身体づくりです。
骨折後の歩きにくさに対しても、医療機関で必要な確認を受けたうえで、足首、足指、姿勢、歩行などを総合的に観察し、ご自身の身体を理解していただくことを大切にしています。
今の身体にどんな課題があり、日常生活で何を変えられそうか。無理のない方法を一緒に考えていきましょう。
よくある質問
Q. 足首骨折後のむくみは、どのくらい続きますか?
骨折後のむくみや硬さは、数か月続くことがあります。ただし、強い痛み、片側の著しい腫れ、急な悪化がある場合は、通常の経過と決めつけず医療機関で確認してください。
Q. 骨折から半年以上たっていても、リハビリは必要ですか?
関節の動きや筋力、歩行能力に課題が残っている場合は、時間がたってからでもリハビリについて相談する価値があります。整形外科やリハビリテーション科で評価を受けましょう。
Q. 足首の骨折後、反対側の膝が痛くなることはありますか?
骨折した足をかばうことで、左右の足の使い方が変わる場合があります。ただし、膝の痛みには関節自体の疾患などさまざまな原因があるため、歩き方だけが原因と決めつけずに確認することが必要です。
まとめ|骨折後の歩きにくさを諦めないために
足首の骨折後に歩きにくさが続く場合は、足首の動き、筋力、足指、姿勢、歩行など、複数の要素を確認することが大切です。
まずは強いむくみや痛みの原因を医療機関で確認し、安全に運動できる状態を整えることから始めましょう。
名古屋市緑区の幹整体院では、一生自分の足で歩ける身体づくりを大切にしています。医療機関での治療・リハビリと役割を分けながら、姿勢や身体の使い方について相談いただけます。

















