【寝起きに痛い】あなたの腰痛肩こりはどちらのタイプ【午後からだんだん痛い】

患者さんの痛みの出かたには幾つかのパターンが存在します。
ここでは良く患者さんの声としてよくお聞きする2つのパターンを紹介します。
対策について詳しい内容はそれぞれ別の記事で書きたいと思っていますので気になるかたはそちらもぜひご覧くださいね。
パターン① 寝起きに最も痛い

朝起きた時に最も痛いパターンです。
寝起きにベッドから起き上がる時、もしくは起きた直後〜1時間くらいに最も痛みがあります。
動いているうちにだんだんと痛みがなくなっていって、お昼くらいには痛みを感じなくなっています。夜まで快適に過ごせますが、翌朝になるとまた「イタタタ・・・」となるパターンです。
痛みの出る部位としては腰や背中が多いです。
これは関節や筋肉が固まってしまい痛みが出ていると考えられます。
夜寝ているうちに筋肉や関節が固まってしまい、動き出す際に固まった組織が無理矢理動かされて痛みが出ます。
原因は寝具や睡眠の質、冷えなどさまざまです。
寝起きに腰が痛い理由
筋肉や関節が固まって起こる寝起きの痛みは
- 睡眠の質に問題がある
- 寝具に問題がある
- 適切に寝返りが打てていない
- ・普段から筋肉の疲労、老廃物の蓄積がある
- ・運動不足、血流の悪さ、冷え
などです。
痛みの対策としては
- 目を覚ましたらお布団の中から少しずつ動き始め、寝たままできる範囲の体操などをしてから注意深く起きる。
- 寝ている間に固まらないように寝返りのしやすい環境を整える。寝具を見直す。
- 寝ている間に体を冷やさない。冬はもちろん夏場でも冷房で冷えることがあります。首や足首など冷えやすい部分を守りましょう。
- 運動、体操、ストレッチ、整体などで関節を固まらせない
などが対策になります。
パターン② 午後から夜にかけてだんだん痛みが増す

2つ目は午後〜夕方にかけてだんだん痛みが出てくるパターンです。午前中は痛みが出ることがすくなく、午後〜夕方夜にかけてだんだんと痛みが増加していきます。特にお仕事や子育て授業などで同じ姿勢や動作を続けている場合に多いです。
これは疲労性に痛みが出ていると考えれらます。
体を支えている筋肉が同じ負荷を受け続けているうちに疲労していき、緊張が高まり、血流が悪くなり細胞が酸素と栄養不足になり痛みを発します。
痛みの出やすい部位は首や肩、背中です
午後から頚肩こり頭痛がする理由
疲労性に筋肉の緊張が高まる原因は
- 仕事や家事育児などで筋肉が疲れる
- 長時間の同じ姿勢や繰り返し動作
- 血流の悪さ
- 下肢に水分が溜まる(むくみ)
- デスクワークによる負担(目の疲れ、血行不良、不良姿勢)
- メンタルストレス
- デハイドレーション(水分不足)
などが原因です。
痛みの対策としては
- 同じ姿勢を取り続ける場合はちょくちょく体勢を変えてみる
- 同じ動作を繰り返す場合は体の向きや使う手を変えるなどして負担がかかる場所を変える
- 1日に何度か膝の屈伸や伸びをするなどして血流を滞らせない
- 可能なら仰向けに横になって全身の緊張を緩める
- 十分な睡眠と食事、水分の摂取
- 悪い姿勢や体の使い方を見直す
などが対策になります。
あなたはどちらのタイプだったでしょうか?
筋肉や関節が固まって痛みが出る。あるいは姿勢や動作を続けることで痛み出る。
あなたはどちらのタイプだったでしょうか?
両方のタイプの痛みが出ている方もおみえになります。
また、運動不足や筋肉の硬さ、血行不良などどちらのタイプの痛みにも当てはまる原因がありました。
質の良い睡眠、適度な運動、水分をしっかり摂るなど生活習慣に気をつけて痛みを改善、予防していきたいですね。