43歳 膝前十字靭帯断裂の手術(STG)生活日記<前編>
こんにちは。幹整体院の高坂です。

私が43歳の時に 膝前十字靭帯断裂の手術(STG)を経験した生活日記を書いています。
膝前十字靭帯断裂の手術(前編)目次
前編は、手術前から、手術後1日目までをまとめました。
少々長くなるため、目次を用意しています。
下記目次をクリックすると目次が表示されますので参考にしてください。
今、私は病院のベッドの上でこのブログをかいています。
右膝の手術を終え、入院しているのですが、手術となった膝の十字靭帯断裂というケガとその手術のその経過を順をおって紹介していきたいと思います。
その① 私がなぜ膝前十字靭帯断裂の手術を受けることになったのか。
もともとは7年ほど前。右膝をひどく捻じってケガをしました。

拳法の練習に参加中。(画像はイメージです。)
蹴った左足をキャッチされたとき、残った右足がいやな方向へグニャッとねじれました。
このとき痛めた右膝ですが、ここ最近になってどんどんグラグラになってきていました。
整形外科での診断と手術決断まで
いいかげん一度ちゃんと検査しておくかと思い、今年8月名古屋市の整形外科医院、米田病院へ行きました。
この道に入るために学んだ母校の母体となっている整形外科の病院です。
恩師の一人でもあり、信頼している整形外科医の院長先生に診ていただきました。
MRIをとった結果、
右膝前十字靭帯断裂および内側半月板損傷
の診断でした。
現状の説明としては、激しい運動などしなければ日常生活には支障ないものの、「スポーツするなら今のうちに手術だねえ」とのこと。
「手術」と聞いて、すごく迷いました。
私の人生の目標の一つは、80歳までトライアスロンのレースに参加し続けること。
それに
幹整体院の理念は100歳になっても元気に歩き続けること。
会社である院にも許可をもらい、手術を受けることになりました。
とはいえ、
人生初手術に初入院。はっきり言って怖くて仕方ありません。
昔から痛いことと怖いことは大嫌いです。
次回からはケガや手術の説明と実際どう感じたかなどを報告していきたいと思います。
その② 前十字靭帯断裂というケガとその手術について
入院中の高坂です。
病院のベッドで書いてる日記の②です。
今回は前十字靭帯断裂というケガと私が受けた手術について説明いたします。
前十字靭帯断裂とは?
膝十字靭帯損傷はサッカー、バスケ、ハンドボール、柔道などのスポーツで起こり得るケガで、関節の中にある靱帯の一つが損傷してしまうものです。
この損傷の割合が、完全に切れてしまうと断裂、今回の私のような十字靭帯断裂となります。
詳細は、下記内容を参考にしてください。

この十字じん帯は断裂することで、ぐらつく感じになるのは図のような力に弱くなっています。
完全に切れてしまうと、ギプス固定などの保存療法で感知することは難しく、手術の適応になることが多いです。
十字じん帯損傷の手術、STG法ってなに?
この切れてしまった腱を、自身の身体の一部で補う手術となります。
私が受ける術式は患側のSTG法というもの。

今回のSTG法というのは、腿の裏の筋肉、半腱様筋というところから腱の一部をもってきて、十字靭帯の代わりにするというものです。
以前は、BTB法といって膝のお皿の下にある腱から持ってくることが多くありましたが、リハビリのしやすさなどから米田病院ではSTG法を用いることがほとんどのようです。
自分でも少し調べてみましたが、二つの方法でほとんど予後には差がないよう。術後にストレスの少ないSTG法でよかったと思っています。
次回からは、実際手術を受けた感想などを時系列で紹介することになると思います。
その③ 手術当日(12/23)の記録

この記録は、おもにメモした内容に当時ん様子を思い返し、なるべくそのまま、記しておきます。
12/23 手術日当日の朝
手術予定では、全身麻酔での手術。
この日の午後12時半頃からという予定ですが、準備はその日の朝から制限がありました。
朝食はなし、8:00以降は水分も取らないよう制限が入ります。
手術のときに履くT字帯を履いて手術着に着替えます。

↑こんな褌みたいなのがT字帯です
手術室の看護師さんが今日の流れの確認にくる。
いよいよ人生初の手術かと緊張してくる。

11:00に点滴が入る
そわそわして待ちながらバイタルチェックしてトイレなどすませておく
12:40最後のバイタルチェックして
看護師さんと一緒にエレベーターで手術室のあるフロアへ
エレベーターおりたところで名前と手術する部位を口頭で確認
「お名前は?」「たかさかしんやデス」
「今日手術するのはどこですか?」「みぎひざデス」
万が一に間違わないようにというリスク管理なんでしょうか。
いずれにせよ、淡々としたした口頭確認をされていますが、本人は、これから手術という不安か、心配か、緊張かドキドキでそれどころではない状態です。
手術台に自分で寝そべると麻酔科の先生が
リラックスさせようとしてくれているのか、世間話をしてくれましたが、内容はあまり入ってこず、

「麻酔、入りますよう」
すでに刺してある点滴の管から、麻酔が入ったらしいが特に何も感じず
気がつくと手術が終わって病室にいました。20時ごろです。
こうして、体感0秒の十字靭帯断裂の手術は終わりました。
その④ 気がついたら手術が終わって病室に。
麻酔注入から体感0秒
気がついたら手術がおわって病室にいました。
時刻は20:00くらいでしょうか。
ビビっていた手術はなんの恐怖もなく終わりました。
全身麻酔だから当然と言えば当然。
なんだか、ぼーっとしているような感覚のまま、気が付けば
22:00
空腹は感じていないけど、回復のためには少しでも食べなければと思い夕食を持ってきてもらう。

麻酔の影響でしょうか?
完食した後。ほとんど吐いてしまいました。
気持ち悪さや吐き気は全くなかったのですが。もったいない。
気が付いたら眠ってました。
術後一日目 ようやく自分の身体の状態を知ります。
翌日24日 術後1日
クリスマスイブです。
7:30 目が覚める。
朝食は完食。吐き戻しもしませんでした。
腕には手術前に刺した点滴が
尿道にはおしっこを排泄するカテーテル(管)が入っています(-_-)
手術した膝は鈍い痛みがあるもののぜんぜん我慢できる程度。
これならリハビリも順調にできそう
、、と思っていたのですが。
看護師さんが脚の位置を変えてくれようとグイっと動かした瞬間
右足に激痛!!!!
(痛い!乱暴に扱わないで!!)
心の中で涙目になる
その後ズキズキと自発痛が続く。
痛いイタイイタイイタイ….(>_<)!!!
なんか思ってたんと違う(>_<;)
こんな痛いとは思わんかった、、、!!
ちょっと身じろぎするだけでも痛みが響きます。
ベッドの上で身を起こすだけでもかなり大変
その後リハビリの先生がやってきて初めてベッドから車いすに移乗
脚をちょっとずらすだけでもイタイイタイイタイ(>_<)
さっきの看護師さんが手伝ってくれようとするけれど
(やめて自分でやるから!!)
という態度をしてしまう。

正直、何が痛みにつながるかも全くわからない状態です。
それでも、自分で何とかと思うところが人間の自分勝手なところです。
ダメな大人の見本ですね。。。
改めて、術後の右ひざ、足がはれ上がっているのがわかります。おそらく、その日その時そんな余裕もありませんでした。
初日の麻酔の力を思い知ります。
最近、痛い思いをしてなかったので自分が痛がりなことを忘れてました。
別のフロアに移動して、理学療法士の先生に状態をチェックしてもらう
腫れの状態、皮下出血、知覚、末梢の運動
問題ないようです。
トイレへ移乗する練習をしてこの日の午前のリハビリは終了。初日のリハビリは、最低限の動きをする練習です。
部屋へ戻るが、またベッドへ移るのに一苦労です。
午後にまたリハビリ室へ移動して腫れて浮腫んだ右下肢を施術してもらう。
少しでも痛くないよう車いすの足をのせる台を調節してもらう。
術後1日目はこれで終了。

案の定ぜんぜん寝られず。
痛くて寝られないというより、寝られないので痛みに意識が行ってしまう。
後から知ったのですが、アレルギーの申告をしていたので、強い痛み止めを出せなかったようです。
正直しんどいけれど
明日には今日よりましになってるはず、、明日は今日よりまし、、明日は、、
と心の中で唱えて耐える
朝方には何とか入眠。これで、術後1日目はようやく終わります。
後編に続きます。

その他、当院の施術については下記リンクで
