【かかとの痛み】ストレッチやテーピングで良くならない原因は「歩き方」かもしれません

ストレッチをしても治らない「かかとの痛み」で悩んでいませんか?
倉先生こんにちは!アピタ鳴海店から車で3分、名古屋市緑区幹整体院の倉です。
あなたは、こんな経験はありませんか?
- 歩くとかかとの裏が痛い
- 病院で「かかとに骨棘があります」と言われた
- 薬や電気治療を続けているが変わらない
- YouTubeを見ながらストレッチをしている
- 自分でテーピングをしても、また痛くなる
- スポーツを続けたいのに、かかとが怖い
一生懸命ケアしているのに変わらないと、
「この骨のトゲは、一生このままなの?」
と心配になる方もいると思います。
しかし、ここで知っていただきたいことがあります。
レントゲンで骨棘が見つかったとしても、それだけで現在の痛みの原因がすべて説明できるとは限りません。
大切なのは「かかとの写真だけでなく、実際に立った時や歩いた時、スポーツをした時に、かかとへどのような負担が加わっているか」を見ることです。
この記事で分かること
- かかとの骨棘と痛みの関係
- ストレッチやテーピングだけで変わらない理由
- かかとの痛みと歩き方の関係
- 足首・膝・股関節を見る理由
- 自宅でできる歩き方チェック
- 力みを減らす呼吸法
- 靴底やインソールの確認方法
68歳男性|卓球を続けていたら、かかとが痛くなったケース

今回ご紹介するのは、68歳の男性です。
週に2〜3回、卓球を楽しんでいました。
卓球では左右に素早く動き、床を踏み込む動作を何度も繰り返します。
そのうち、かかとを床につくたびに痛みを感じるようになったそうです。
病院でレントゲンを撮ると、かかとに「骨棘(こつきょく)」があると言われました。
骨棘とは、骨の一部がトゲのように突出して見える状態です。
病院では薬や電気治療を受け、ご自身でもYouTubeなどを参考に、ストレッチやテーピングを試されていました。
しかし、思うように痛みが変わらず、ご相談いただきました。
※これは当院でみさせていただいた一例です。
経過や結果には個人差があり、同じ症状の方に同じ結果を保証するものではありません。
「骨棘があるから痛い」とは限りません
ここは、とても大切なポイントです。
レントゲンで骨棘を見つけると、
「このトゲが刺さっているから痛いんだ」
と思ってしまう方が少なくありません。
しかし、かかとの骨棘は痛みのない人にも認められることがあります。
反対にかかとが痛いのに明らかな骨棘がないケースもあります。
つまり、
「骨棘がある」という画像上の変化と、「なぜ今痛いのか」は分けて考える必要があります。
かかとの痛みには、足底腱膜と呼ばれる足裏の組織、かかとのクッション部分、神経、骨への負担など、複数の要因が関係することがあります。
ストレッチやテーピングをしても治らないのはなぜ?
ストレッチやテーピングが悪いわけではありません。
むしろ状態によっては、有効な選択肢の一つです。
問題は、
「なぜ、かかとに負担が集中したのか?」
という部分が残っているケースです。
倉先生私はよく「川」に例えて説明します。
川の下流に毎日ゴミが流れてきているとします。
下流で一生懸命ゴミを拾えば、一時的にはきれいになります。
しかし上流から毎日ゴミが流れてくれば、また元に戻ります。
かかとのストレッチやテーピングも、それと似ている場合があります。
痛い部分をケアすることは大切です。
しかし、毎日の立ち方や歩き方で何度もかかとへ負担を加えていれば、痛みを繰り返す可能性があります。
この方に見られたのは「体全体の硬さ」でした
実際に身体を確認すると、この方はかかとだけの問題ではありませんでした。
全身にかなり力が入りやすく、身体の動きも硬い状態でした。
特に確認したのが、
- 足関節の動き
- 膝関節の動き
- 股関節の動き
- 足裏の使い方
- 立ったときの重心
- 歩行時の身体の力み
です。
歩いていただくと、かかとから「ドン、ドン」と着地する歩き方が見られました。
かかとを「ドシドシ」つく歩き方になっていませんか?

歩くとき、かかとから着地すること自体が悪いわけではありません。
問題になるのは、膝を突っ張り、身体に力を入れた状態で、強くかかとをぶつけるような歩き方です。
歩いていて、
- ドンドンと足音がする
- 靴底のかかとが極端に減る
- 膝を伸ばしたまま着地する
- 歩いていると身体が上下に揺れる
- 足裏全体へ体重が移動しにくい
という方は、一度歩き方を確認してみてください。
なぜ足首や膝が硬いとかかとへ負担がかかるのか?

歩く動作は、かかとだけで行うものではありません。
足首、膝、股関節、骨盤、背骨などが連動して動きます。
例えば着地するとき、
膝や股関節が適度に動くことで、身体全体を使って衝撃を受け止めることができます。
一方で、関節が硬く、全身に力が入り過ぎていると、動きがぎこちなくなります。
その結果、一部分に負担が集中するケースがあります。
だから私は、
「かかとが痛いから、かかとだけを見る」
という考え方をしていません。
足の専門家が「かかとの痛み」で確認する8つのポイント
1.靴底
まず靴を見ます。
特に確認するのが、かかとの減り方です。
片側だけ極端に減っていたり、短期間で大きく削れていたりする場合は、歩き方の癖を考えるヒントになります。
2.足裏
タコの位置や皮膚の状態も確認します。
いつも同じ場所に負担がかかっていると、足裏にその痕跡が残っていることがあります。
3.足指
歩くときに足指を自然に使えているかも重要です。
足指が浮いていたり、常に力んで丸まっていたりすると、足裏全体で体重を受けにくくなる場合があります。
4.足首
足首が硬ければ、歩行時に身体が前へスムーズに移動しにくくなることがあります。
その代わりに膝や腰など、別の場所で動きを補っている方もいます。
5.膝
膝をピンと伸ばした状態で着地すると、柔らかい衝撃吸収がしにくくなるケースがあります。
6.股関節
股関節は、歩行で身体を前へ運ぶ重要な関節です。
股関節の動きが少ない方は、足だけで頑張って歩く状態になっていることがあります。
7.重心と立ち方

普段からかかと側へ体重をかけ過ぎていないかも確認します。
立っている時点でかかとへ負担が集中していれば、その状態のまま歩くことで負担を繰り返す可能性があります。
8.インソール
インソールは便利ですが、入れれば誰でも解決するわけではありません。
足の形、靴、立ち方、歩き方に合っているかを見ることが大切です。
必要に応じて、かかとへの圧を和らげるパッドやインソールを利用する方法もあります。
幹整体院で行ったこと
この方の場合、まず身体全体の硬さを確認しました。
施術では、足首だけでなく膝や股関節、体幹なども含めて、動かしやすい状態を目指しました。
目的は、単に筋肉を柔らかくすることではありません。
身体全体で衝撃を受けられるように、動きの選択肢を増やすこと。
そこを大切にしました。
また、かかと周囲を支える目的でテーピングも使用しました。
さらに重要だったのが、施術後の歩き方です。
いくら身体を整えても、毎日同じ「ドシドシ歩き」を続ければ、再び負担をかける可能性があります。
歩き方を「かかとを柔らかく置く」方向へ
この方には、歩くときに膝を突っ張り過ぎず、足音をできるだけ小さくするよう意識していただきました。
ポイントは、
「かかとで地面を叩かない」こと。
難しい運動をするより、まず普段の一歩を変えることから始めます。
足音を一度確認してみてください。
家の廊下を歩いたときに、
「ドン、ドン、ドン」
と大きな音がしていませんか?
それを、
「トン、トン、トン」
くらいに静かにしていくイメージです。
経過|約2か月で卓球時の痛みを感じなくなった
身体の動き、歩き方、セルフケアを一緒に見直しました。
すると、この方の場合は約1か月で痛みが徐々に減っていきました。
約2か月後には、ご本人から「痛みを感じなくなった」というお話をいただきました。
レントゲンで確認された骨棘そのものが消えたという意味ではありません。
ここが重要です。
画像上の変化が残っていても、負担のかかり方が変わることで症状が変化するケースがあります。
症例は一個人の経過です。かかとの痛みにはさまざまな原因があり、すべての方に同じ対応や結果が当てはまるものではありません。
20年以上身体をみて感じる「痛い場所だけ見ない」大切さ
私は名古屋市緑区で20年以上、年間延べ1万人以上の身体をみてきました。
その中で感じるのは、痛い場所と、負担を生み出している場所が必ずしも同じとは限らないということです。
かかとが痛い。
↓
だから、かかとを揉む。
↓
ふくらはぎを伸ばす。
↓
テーピングをする。
もちろん、それで楽になる方もいます。
しかし何度も繰り返しているなら、もう一段広く身体を見る必要があります。
足裏→足首→膝→股関節→骨盤→姿勢→歩き方。
身体は全部つながって動いているからです。
今日からできるセルフケア① 足音チェック
まず普通に10歩歩いてください。
そして、自分の足音を聞きます。
かかとが床に当たるたび、大きな音がしていないでしょうか。
次に、膝をロックするように伸ばし切らず、少し柔らかく使う意識で歩いてください。
そして「足音を半分にする」つもりで歩きます。
痛みを我慢して行う必要はありません。
目的は、正しいフォームを無理やり作ることではなく、余計な力を抜いて着地する感覚を覚えることです。
今日からできるセルフケア② その場足踏み

立ったまま、その場でゆっくり足踏みをします。
肩や腕の力を抜きます。
足を床へ叩きつけず、そっと置いてください。
30秒ほど行います。
ポイントは、速さではありません。
「床とケンカしない」くらいの感覚で十分です。
今日からできるセルフケア③ 力みを減らす呼吸
身体全体に力が入りやすい方は、呼吸から練習してみてください。
楽な姿勢で座ります。
- 鼻から約4秒かけてゆっくり吸う
- 口から6〜8秒程度かけてゆっくり吐く
- 吐くときに肩・お腹・脚の力を抜く
- 無理のない範囲で5回程度行う
秒数はあくまで目安です。
苦しさやめまいを感じる場合は中止してください。
呼吸だけでかかとの痛みを治すという意味ではありません。
身体に力が入り過ぎている方が、力を抜く感覚を覚えるための練習として使います。
今日からできるセルフケア④ 靴とインソールを見る
履いている靴も一度確認してください。
- 靴底が極端に減っていないか
- 左右で減り方が大きく違わないか
- 靴が柔らか過ぎて潰れていないか
- サイズが大き過ぎないか
- かかと部分が安定しているか
かかとの痛みがある時期は、
裸足で硬い床を長時間歩くより、状態に合った靴やクッションを使った方が楽なケースもあります。
ただし、インソールだけで歩き方そのものが自動的に変わるわけではありません。
靴と身体の使い方は、セットで考えるのがおすすめです。
こんなかかとの痛みは、まず医療機関へ

かかとの痛みは、すべて整体やセルフケアで対応してよいわけではありません。
特に、
- 強い外傷の直後から激痛がある
- 体重をかけて歩けない
- 急激な腫れや変形がある
- 「ブチッ」「バキッ」という音とともに痛くなった
- しびれや感覚低下がある
- 痛みがどんどん強くなっている
- 長期間痛みが続いている
といった場合は、整形外科などで評価を受けることをおすすめします。
骨折、疲労骨折、アキレス腱損傷、神経の問題など、別の原因を確認する必要がある場合があります。
よくある質問
Q1.かかとの骨棘は削らないと痛みは治りませんか?
必ずしもそうとは限りません。
骨棘があっても症状がない方もいます。
反対に、骨棘が目立たなくてもかかとが痛む方もいます。
画像だけではなく、症状や身体の状態を総合的に見ることが重要です。
Q2.かかとの痛みにはストレッチをした方がいいですか?
状態によっては選択肢になります。
ただし、原因や時期によって適した運動は変わります。
痛みを我慢して強く伸ばせばよい、というものではありません。
Q3.インソールを入れれば治りますか?
かかとへの圧を和らげる目的で役立つ場合があります。
ただし、足の形や靴、歩き方との相性があります。
インソールだけに頼らず、立ち方や歩行も一緒に確認することが大切です。
Q4.かかとから歩かない方がいいですか?
「かかとを絶対につけてはいけない」という意味ではありません。
問題は、膝を突っ張り、かかとを床へ叩きつけるような歩き方です。
自然で静かな着地を目指してください。
Q5.整体では骨棘をなくせますか?
整体で骨棘そのものを消すことを目的にはしていません。
幹整体院では、足首・膝・股関節などの動き、重心、姿勢、歩き方などを確認し、かかとへ負担が集中しにくい身体の使い方を目指します。
まとめ|かかとの痛みが続くなら「どこに負担が集中しているか」を見直す
倉先生かかとの痛みが続いていると、つい「痛い場所」ばかりが気になります。
しかし、ストレッチ、薬、電気、テーピングを続けても何度も繰り返しているなら、一度視点を広げてみてください。
- 足音は大きくないか
- かかとへ体重を乗せ過ぎていないか
- 足首はしっかり動いているか
- 膝を突っ張っていないか
- 股関節を使えているか
- 足指は自然に動いているか
- 靴底は極端に減っていないか
一生最後の日まで自分の足で歩くためには、痛みを取ることだけでなく、「どう立つか」「どう歩くか」を知ることも大切です。
名古屋市緑区で、繰り返すかかとの痛みにお悩みの方へ
幹整体院では、かかとの痛い部分だけを見るのではなく、
足裏、足指、足首、膝、股関節、姿勢、重心、歩き方まで確認しています。
特に、
- 何か月もかかとの痛みを繰り返している
- 骨棘があると言われて不安になっている
- 薬や電気治療だけでは変化を感じにくい
- テーピングやストレッチを続けても再発する
- 靴底のかかとが極端に減る
- 歩くと「ドシドシ」と大きな音がする
- 卓球やゴルフ、ウォーキングなどを続けたい
という方は、一度ご相談ください。
医療機関での診断や治療が必要な状態を除外しながら、身体全体から「なぜ、かかとへ負担が集中しているのか」を一緒に考えていきます。
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