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【住所】
〒458-0044
愛知県名古屋市緑区池上台2‐28ライオンビル1F
(鳴海アピタから東へ車で5分)
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(ご新規の最終受付は19:00まで)
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クッション性の高い靴は足を弱くする?整体師が考える靴と足本来の力

こんにちは。名古屋市緑区の幹整体院、倉幹男です。

先日、私が尊敬している先生のLINEで、クッション性の高い厚底スニーカーについての記事を読みました。

最新の運動靴には、厚いクッションや衝撃吸収素材など、さまざまな技術が使われています。

しかし、こうした便利な靴に頼ることで、人間が本来持っている足の働きを十分に使わなくなるのではないか、という内容でした。

私は、この考え方にとても共感します。

実は私は、20年ほど前から下駄を履いています。

今でも仕事中は雪駄を履いていますし、休日のちょっとしたお出かけには下駄を履いて出かけます。

しかも、私だけではありません。

小学生の子どもたちも下駄を履いていて、下駄のまま走って遊ぶこともあります。

今の時代には、少し珍しい家族かもしれませんね(笑)。

もちろん、下駄がどんな靴より優れていると言いたいわけではありません。

私が大切にしているのは、靴の便利さを活用しながらも、自分の足を使うことを忘れないという考え方です。

倉先生

「靴は足を守る道具。足を育てるのは自分自身。」

今日は、20年間下駄を履いてきた私が、靴と足の健康について考えていることをお伝えします。

目次

クッション性の高い靴が当たり前になった現代

最近のスニーカーは、本当に快適です。

厚いクッションが衝撃を和らげ、柔らかい靴底が足を包み込んでくれます。

長距離の移動や、硬い地面を歩くときには、とても便利だと思います。

しかし私は、ここで一つ疑問があります。

靴がどんどん高機能になる一方で、私たちは自分の足をどれくらい使っているのでしょうか?

人間の足には、片足に26個の骨があり、多くの関節や筋肉、靱帯が協調して働いています。

地面に合わせて形を変え、身体を支え、歩くときの衝撃を調整する仕組みが備わっています。

足は、ただ体重を乗せるだけの台ではありません。

ところが、現代では柔らかい靴に加え、移動には車、建物にはエレベーターと、身体を動かさなくても生活できる環境が整っています。

便利になったこと自体は素晴らしいことです。

ただ、その便利さによって、自分の身体を動かす機会が減っていないかを考える必要があると思います。

足の裏は、地面を感じ取る大切なセンサー

私が足の健康を考えるうえで、とても大切にしているのが「足裏の感覚」です。

足の裏には、圧力や接触、振動などを感じる感覚受容器があります。

私たちは、その情報を利用して身体のバランスを調整しています。

例えば、裸足で畳の上に立ったときと、柔らかいスニーカーで立ったとき。

足の裏に伝わる感覚は違いますよね。

土の上、砂利道、芝生などでも、感じ方は変わります。

クッション性の高い靴は、足裏に伝わる刺激の特徴を変えます。

ただし、それだけで足裏の感覚機能が衰えると科学的に証明されているわけではありません。

私は、同じような環境で過ごすだけではなく、足裏からさまざまな情報を受け取る機会も大切にしたいと考えています。

足裏の感覚も、筋肉も、身体のバランスを保つための大切な要素だからです。

裸足や薄い靴底は、足の筋肉を働かせるきっかけになる

普段、柔らかいスニーカーを履いている方が、久しぶりに裸足で活動すると、足の裏やふくらはぎが疲れることがあります。

履物の構造が変わることで、筋肉にかかる負荷や動き方も変わるからです。

実際に、靴の構造と足の筋力について調べた研究があります。

2018年に発表された研究では、靴底が薄く柔軟なミニマリストシューズで歩くことによって、8週間で足の筋肉の大きさや筋力が向上したと報告されています。

また、2021年の研究では、ミニマリストシューズを日常的に6か月使用したグループの足の筋力が、平均57.4%向上しました。

ただし、これは研究で使用された履物と条件で得られた結果であり、下駄や雪駄でも同じ効果が出ると証明されたわけではありません。

それでも、こうした研究は「足の筋肉は日常生活でどのように使うかが大切」ということを考えるヒントになります。

足の筋肉も、適切に使い、少しずつ負荷に慣らしていくことが重要なのです。

私が20年間、下駄を履き続けている理由

私は約20年前から下駄を履いています。

最初から研究データをもとに履き始めたという話ではありません。

しかし、長く履き続ける中で、下駄という履物が持つ独特の感覚に価値を感じています。

スニーカーとは足の包まれ方が違い、鼻緒があり、靴底の構造も違います。

履物が変われば、歩くときに足が受け取る情報や、身体の動かし方も変わります。

私は、こうした違いを感じること自体に意味があると思っています。

休日は、子どもたちも下駄を履いて出かけます

わが家では、休日のちょっとした外出に、私も小学生の子どもたちも下駄を履きます。

子どもたちは、下駄を履いたまま走って遊ぶこともあります。

私にとっては、これが特別なトレーニングというわけではありません。

生活の中に、下駄という履物が自然にあるのです。

子どもにとって、足を使うことは本来、遊びや日常生活の中で身につけていく部分も大きいと思います。

走る、止まる、方向を変える、しゃがむ、立ち上がる。

そうした動きを繰り返しながら、身体の使い方を学んでいきます。

もちろん、下駄で走ることをすべてのお子さんに勧めるわけではありません。転倒や足の怪我の危険もあるので、年齢、慣れ、場所に応じた安全への配慮が必要です。

私が伝えたいのは、子どもたちの足を育てるために、特別な運動だけが必要なのではないということです。

毎日の生活や遊びの中にも、身体を働かせる機会をつくれるのではないでしょうか。

仕事では雪駄を履いています

休日の下駄だけではありません。

私は普段、整体の仕事中には雪駄を履いています。

雪駄も、日本で古くから使われてきた履物です。

鼻緒があり、一般的なスニーカーとは足への接触や固定の仕方が異なります。

私は、こうした日本の履物の良さを、もっと多くの方に知っていただきたいと思っています。

ただし、雪駄も下駄も、履けば自動的に健康になる魔法の道具ではありません。

足に合わないものを使えば痛みが出ますし、歩く場所によっては滑ったり、転んだりする危険もあります。

それでも、現代の靴とは違う履物を生活に取り入れることには、自分の足の使い方を見直す価値があると感じています。

厚底スニーカーは悪い靴なのか?

ここは誤解してほしくないところです。

私は、クッション性の高い靴をすべて否定しているわけではありません。

足に痛みがある方、長時間歩く方、硬い地面を移動する方にとって、クッション性のある靴が役立つことはあります。

また、クッションシューズがランニングの怪我を増やすと断定することもできません。

2022年のコクランレビューでは、12研究・合計11,240人のデータを検討し、クッション性のある靴とミニマリストシューズで、怪我の発生に明確な差があるとは示されませんでした。

つまり、靴の良し悪しを単純に決めつけることはできないのです。

私が問題だと考えるのは、どんなに高機能な靴であっても、それを履いているだけで足の機能まで高まると思ってしまうことです。

靴が足を保護することと、足の筋肉を働かせることは別の話です。

私がおすすめしたいのは、靴の使い分けです

例えば、次のような考え方です。

  • 長距離の移動や運動では、目的や足の状態に合った靴を選ぶ。
  • 安全な自宅では、無理のない範囲で裸足の時間を取り入れる。
  • 足指を動かす運動や、片足立ちなどで足の働きを意識する。
  • 興味があれば、下駄や雪駄にも少しずつ慣れてみる。
  • 足に痛みや感覚障害がある場合は、履物の変更を専門家に相談する。

特に、裸足や薄い靴底に慣れていない方は、急に長時間歩いたり走ったりするのは避けてください。

足の筋肉や腱に、これまでと違う負担がかかるからです。

まずは、自分の足を観察することから始めてほしいと思います。

足指は動きますか?

片足で安全に立てますか?

靴を脱いだとき、足裏のどこに体重がかかっているか感じられますか?

こうした小さな気づきが、自分の足を知るきっかけになります。

靴は足を守る道具。足を育てるのは自分自身。

私たちは、身体を楽にしてくれる便利なものに囲まれています。

それは決して悪いことではありません。

しかし、便利になることと、身体が強くなることは同じではありません。

靴が進化しても、私たち自身の筋肉や感覚、身体の使い方まで自動的に進化するわけではないのです。

私が20年間下駄を履き、今も雪駄で仕事をしているのは、日本の伝統的な履物に魅力を感じているからでもあります。

そして、子どもたちが下駄を履いて遊んでいる姿を見ると、身体を動かすことを特別なトレーニングにしなくてもよいのではないか、と考えさせられます。

昔の日本の暮らしには、現代の私たちが学べることがまだまだあると思います。

もちろん、昔の暮らしがすべて正しいわけではありません。

現代の技術の良さも取り入れながら、人間が本来持っている身体の働きにも目を向けたいのです。

私が目指しているのは、単に痛みを取り除くだけの整体ではありません。

人生最後の日まで、自分の足で立ち、自分の足で歩き、自分の足でトイレに行ける體づくりです。

そのためには、道具に助けてもらうことも大切ですが、自分自身の身体を使い続けることも忘れてはいけないと思っています。

靴は足を守る道具。足を育てるのは自分自身。

皆さんも、今日は自分の足を少し見つめ直してみませんか?

参考文献

  • Lieberman DE, et al. (2010). Foot strike patterns and collision forces in habitually barefoot versus shod runners. Nature. 研究論文
  • Miller EE, et al. (2018). Walking in Minimalist Shoes Is Effective for Strengthening Foot Muscles. Medicine & Science in Sports & Exercise. 研究論文
  • Curtis R, et al. (2021). Daily activity in minimal footwear increases foot strength. Scientific Reports. 研究論文
  • Relph N, et al. (2022). Running shoes for preventing lower-limb running injuries in adults. Cochrane Database of Systematic Reviews. 研究レビュー
大丈夫です。ここに来れば、身体が動く、働ける。
私たちは最後まであなたの味方です。

当院へのご予約は、お電話もしくはLINEにて、ご連絡ください。

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