【起立性機能調節障害】原因は呼吸が浅い事!?
こんにちは!
幹整体院の井手口です。

最近、中学生や高校生によく見られる【起立性機能調節障害】の患者さんが来院されました。
初めに症状が見られたのは、中学1年生の夏で突然学校に行くことができなくなったそうです。
その時は自力で症状がだんだん良くなったのですが、
今回、1年ぶりに同じような症状が見られ、ご来院されました。
現在の症状を確認してみると、
来院した際にお伝えいただいた症状は
- 朝起きることができない
- 朝起きても吐き気があり学校に行けない
- 頭痛や動悸
- 手の震え
などがあったそうです。
典型的な、起立性機能調節障害の症状です。
本人も動けるときは、動くし、ハキハキとお話されています。
きっかけは、環境の変化とストレス
お話を詳しく聞くと小学6年生の頃、夏風邪になってしまい、食事が喉を通らない、学校を半年休んでた事や。
小学校卒業後、関西から名古屋へ引越しをされたそうです。
引越しをすることで環境が変わったことが大きな理由の一つです。ストレスもあったのだと考えます。
それから、時折、起立性機能調節障害の症状が見られ(本人は体調不良の認識)、今回の症状が出たことで親御さんに調べてもらって、来院したという流れでした。
起立性機能調節障害は、自律神経の乱れに影響します。

思春期のストレスによる体調への影響は、自分の頑張りではどうにもできない部分です。
むしろ、周りの理解を得にくい起立性機能調節障害の症状は、親がしっかり見ていてくれること、話を聞いて一緒に考えてくれることは大切なんだとかんじました
当院での整体施術(起立性障害)
施術は、全身キレイ整体を施術。
特に、肋骨や股関節、背骨の動きを出す治療をメインに行いました。
起立性障害、自律神経系の症状の人に共通することに、背中や肩などが固くなる傾向があります。
今回の男の子も、背中が固く、呼吸も浅かったので、呼吸がしやすくなるように意識した治療をしました。

首肩だけでなく、肋骨、肩甲骨からのアプローチが当院の全身キレイ整体の特長でもあります。
呼吸が浅くなることで、回復力や睡眠の質も低下してしまい、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
自律神経のバランスが崩れることで、起立性機能調節障害の症状が見られやすくなります。

呼吸をしやすくする治療に合わせて、寝てるだけで自律神経のバランスを調整するリカバリー療法をさせていただきました。
施術後の経過
2つの治療を合わせることにより3回目で学校に通学することができました。
徐々にですが、保健室に登校したり授業は出れないものの、少しずつクラスに馴染んで、現在では症状も見られず学校へ通学してます。
授業もクラスの仲間と一緒に受けることができました!