産後2か月目から痛む腱鞘炎、変化がないので転院されてきました。

ド・ケルバン腱鞘炎で来院された女性(30代/ 職業 会社員・育休中)の改善事例をご紹介します。
他院で、すぐもどる腱鞘炎の痛み、なんとかなりますか?
主訴(来院時の症状)
両手首のド・ケルバン腱鞘炎の症状でご来院されました。
来院に至るまでの経緯
出産後から手首の痛みが徐々に増え、産後2ヶ月頃に痛みが強くなったため他接骨院で治療を開始されました。
電気や温浴療法、マッサージなど施術後は少し改善するが、すぐ痛みが戻る状態でした。
1ヶ月ほど通院し改善は見られず、産後の姿勢や肩こり、全身の状態が気になったため当院へご来院されました。
整体分析の結果と所見
初回整体分析の結果
- 両手首に痛み
- 特に痛みが強いのは右手首
- フィンケルシュタインテスト陽性
- 腫れ
- 熱感
- 運動痛
- 手指を開く動作(思い切りパーをする)も痛み
- 肩関節や脊柱の動きも硬さ
- 姿勢の歪み
施術内容と経過
まず、手首には組織の回復と炎症症状改善のために、

ピンポイント特殊電気療法の電気治療器にて施しました。
炎症症状が強いうちは、周りに筋肉を緩め、体の使い方を修正する、整体を行いました。
手先だけでがんばって抱っこをしている状態でしたので、体幹から支えられるように、産後の骨盤と筋力UPのためのトレーニングも施術に組み込んでいます。
お家でできることとして、アイシングやサポーターのつけ方指導と抱っこの仕方や授乳の仕方もお伝えさせていただきました。
施術10回ほどで痛みは10→5程度に落ち着いてきました。
以下ご本人のメッセージ
「辛い痛みで育児での抱っこが増える中、改善にも少し時間がかかり治るか不安もありましたが、適切な固定や家での使い方などを知ることができ良かったです。
担当先生からのコメント
お子さまが、抱っこでないと寝なかったり生活の中で、ペンを持つことが増えたりする中、しっかりと固定や動かせる範囲での運動、
抱っこの仕方を意識していただけたおかげで、注射治療や強固な固定をすることなく改善していきました。
手首の痛みだけでなく、お身体も硬い部分があるのでこれから産後のメンテナンスをメインに良くしていきましょう!