【両膝の痛み】人差し指の浮指で、膝を痛めてしまう。

両膝の痛みで来院された女性(60代/ 事務仕事)の改善事例をご紹介します。
主訴(来院時の症状)
歩行時の両膝の内側の痛み。 特に歩き始めの痛み
来院に至るまでの経緯
名古屋市外から。
私(倉)の書籍(足の小指を動かせば一生歩ける)を本屋さんで見つけて、自分の膝の痛みは、「人差し指が浮いているのが原因では?」と思い、車で50分かけてご来院。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
グーパーのチェックを行いました。
グーは、第一関節(DIP関節)しか曲がっていない。
パーは、指と指の間が開いていない。
指が開く、握るができない。
左足は、外反母趾傾向が見られます。

思いっきりパーをした状態↑ しかし、開き切ってはいない!

グーも第一関節(DIP関節)しか曲がっていない
これは、足のアライメント(骨列)が普段から正しい位置にないことで、人差し指だけが浮いてしまっていることが考えられます。
足のクッションとなるアーチが崩れることで、運動時の衝撃がひざの内側に掛かってしまっていると考えられます。
施術内容と経過
当院の施術は、全身の骨格のアライメントを正しい位置に整えること。
しかし、この方の場合は、まずは初回の施術は、足部と膝のアライメントに集中させていただきました。
足アーチが崩れないようにすることが重要でした。
施術で、少しでもグーパーができるようになり、 お家でセルフケアで、こつこつグーパーが衰えないように体操を教えました。
また、履き物も大事なので履き物のアドバイス。

2回目は、前回からの戻り具合のチェック、 セルフケアの様子のチェックもしていきます。
以下ご本人のメッセージ
先生に言われたように、足の体操を毎日しようと思います。
膝の痛みの原因は浮指からも来ていると直接、先生に言われて、安心しました。
担当先生からのコメント
膝の症状は、必ず足のグーパーをチェックします。
私の書籍にも書いてあるように 足部でバランスが取れなくて、支える力がなくて膝や腰などに負担がかかります。
このまま放っておくと、変形性の膝関節症はもちろん、頑固な股関節痛や腰痛にまでになってしまいます。
「ちょっと膝が痛い」場合は、 必ず、足指のチェック、グーパーができるかどうかのチェックをしてみましょう!
